サクッと遊べる本格メトロイドヴァニアゲーム。
オススメ度
プレイ時間約5時間でエンディングまでたどり着ける本格メトロイドヴァニアゲーム。
メトロイドヴァニアが、どういったものかいまいちわからない方や、
サクッとゲームで遊びたい方には必見のゲームです。
この作品はアクションゲームですが、それほど難しいアクション要素は少なく
アクションが苦手な方でも楽しめるゲームだと思います。
by RYOTA
【ブリキの騎士】ゲーム内容
↑↑基本情報はこちらの記事で紹介しております。
【ブリキの騎士】シナリオ面について
頭が金魚鉢の主人公”アッツ”は普通のロボット農家
お年寄りロボットを世話することにやりがいを感じていたアッツ。
しかし突然ロボット盗賊団によりお年寄りロボットたちの大切なオイルを盗んでいく。
アッツはロボット盗賊団から盗まれたオイルを取り返すため、
危険な森へ向かうのでした。
平穏な日々を突如襲う、悪の存在達。ありがちなシナリオですが、頭が金魚鉢というところはなかなか面白そうなところです。
アッツは元々お世話用ロボットであるため、戦闘にはかなり不向き。
その要素がシステム面でかなり生かされています。
シナリオ面の感想 ※ネタバレありです。
このゲームのエンディングは至ってシンプルです。
そのエンディングはわずか3行(3画面)で完結し、ゲーム史上最も短いエンディングに入るのではないでしょうか⁈
エンディングでは・・・
- 悪党たちは一人残らず蹴散らした。(再犯の可能性はないよ)
- アッツは冒険の中で数多くのスキルを身に付け、このスキルを元にさらにより良い生活を実現できた。
というメッセージを受け取ったように感じます。
また、ゲームプレイ中は全く会話がないので、文字によるストーリー説明はオープニングとエンディングのみです。
もう少しゲーム内のストーリー性を持たしてくれると、より輝いたゲームではないかと思います。
【ブリキの騎士】操作性について
このゲームでは、先へ進めば進むほど操作できるアクションが増えていきます。
例えば・・・
- ダッシュ
- 二段ジャンプ
- 壁蹴り(一部の特殊な壁のみ)
などが使えるようになります。
アクションが増えれば増えるほど、快適なアクションプレイが実現できます。
主人公”アッツ”は無限にアクション出来るわけではないのです。
このオーバーヒートが人によっては面白い要素になったり、逆に操作性を煩わしくする要素になったりします。
一癖あるこのオーバーヒートをうまく楽しむことがこのゲームを楽しむことに繋がります。
操作性の感想 ※ネタバレありです。
最初はこのオーバーヒートに苦戦しますが、後半になると苦労しなくなります。
というのも、後半になるとアッツ自身が強くなっていてそれほど敵に苦労しなくなるからです。
また敵の種類と言うのも数少なく、後半になっていると敵への対策が出来ています。
そういう意味で言うと、操作性は快適なものになっていくが、だんだん単調なプレイに感じることが多いでしょう。
敵の種類をもう少し増やしてほしかったのと、
アクションギミックの数を増やしてくれると単調なプレイにはなりにくかったと思います。
【ブリキの騎士】システム面について
主人公”アッツ”に武器・防具を装備できるシステム。
武器・防具はダンジョンで拾う他、アイテム屋で買うこともできます。
これにより、主人公を好きなように強化することが出来ます。
敵を倒したときに手に入る経験値を集めて、アッツを好きなように強化できるシステムです。
システム面の感想 ※ネタバレありです。
まず、武防具のシステムですが、
基本的にアイテム屋から武器・防具を買うことはほとんどありません。
ダンジョンで手に入る武器・防具で十分クリアできます。
まだスキルツリーですが、攻撃>防御>補助の順番で、圧倒的に攻撃が重要です。
お金も手に入りますが、ほぼ全てのお金を回復薬・冷却液・爆弾に使います。
お金を使うところがもっとあったらよかったのと、
武器・防具にもう少し特徴と、
スキルツリーにはさらに特殊性のあるスキルが用意されていると、アクションにも深みが出たと思います。
また、アイテム画面でソート機能がないのは、かなり残念でした。
【ブリキの騎士】ビジュアル面について
手書き風グラフィックで統一されているこのゲーム。
他にはない独特なグラフィックでゲームが楽しめるのもこのゲームの魅力。
基本的にはキャラの中には魚がいるのですが、所々魚ではない他の動物が映し出されています。
それを探し出すのも楽しみの一つになりますし、なぜこのキャラは魚ではないのだろうと考えることも楽しみになるのでは⁈
ビジュアル面の感想 ※ネタバレありです。
他にはないグラフィックと頭が魚と言う異質な世界観を描いた部分では良かったです。
しかし、マップの背景の種類も少なく、森・城・洞窟の3種類くらいでしょうか。
敵の可愛さと・不気味さのバランスは絶妙だったと思います。
【ブリキの騎士】音楽面について
冒険心をくすぐるような軽快なBGMが用意されています。
中間バトルになると、機械音が流れプレイヤーを緊張の中に引きずり込んでくれます。
ボス戦になるとさらにプレイヤーの興奮を高めてくれます。
音楽面の感想 ※ネタバレありです。
BGMは気にならない位、プレイとマッチしていてよかったです。
ですが、単調なアクションプレイ・単調なBGMに飽きてくることもあります。
いい意味・悪い意味で”無難”と言ったところでしょうか。
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