プリンセスを救出する目的のもと、100のエンディングが用意されているユニークなゲーム
レベンチャー(REVENTURE) 100のエンディングの伝説ってどんなゲーム??
”レベンチャー 100のエンディングの伝説”は粗めのドット絵で作られた王道の冒険ファンタジーゲーム。
主人公は城の近くに住む少年。ある日、プリンセスがダークロードという魔物に連れ去られてしまい、王様の命令を受けた主人公が使命を果たすべく冒険の旅に出かける。
マップには伝説の剣やヒーローの盾といったアイテムがあったり、敵が居たりと王道のアクションゲームが楽しめる他、シャベルやフックショットといった特定のアクションが行えるアイテムも存在する。
この特定のアクションが行えるアイテムを駆使しながら行動範囲を広げていく。しかしながらアイテムを持ちすぎるとジャンプ力が落ちてくるといった謎解きアドベンチャー要素もこのゲームでは楽しめる。

レベンチャー(REVENTURE)の大きな特徴
”レベンチャー 100のエンディングの伝説”の大きな特徴はタイトル通り100種類のエンディングが用意されていることだ。
序盤はありとあらゆるエンディングにすぐたどり着くことが出来るが、終盤になってくるとエンディングまでの手順を導きだすのに苦労してくる。
アクションゲームのあるあるをエンディングという手法で見せるユニークな発想のゲームである。
またこのゲームの特徴としてエンディングを迎えても、その続きから再プレイできるというところである。
つまりあるエンディングを見ると、次のプレイではそのエンディングに関係するどこかしらが変わっているところがあるという事。
基本バッドエンディングが多いこのゲームでグッドエンディングまでたどり着けるでしょうか。
ちなみにエンディングのたびに何%のプレイヤーがどのくらいゲームを進めたのかが確認できるユニークなシステムもある。
レベンチャー(REVENTURE)のエンディングの一例
- エンディング一例:うっかりさん
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自宅前の小石につまずく
その日、主人公は家を出てすぐ石につまずき、顔面を強打しました。目の前の兵士は、これが本当に王国の必要としているヒーローなのか疑問に思いました。
REVNRTUREのゲーム内から引用そんなバカな…
主人公の顔は以前よりも平らになっているように見えました。実際それは、すでにピクセル化されている様子からも明らかでした。彼は今度外を出るときは足元に細心の注意を払うでしょう。
REVNRTUREのゲーム内から引用 - エンディング一例:お粗末さまでしたー
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プリンセスを救った後、ベッドに入る
主人公にとって、数えきれないほどの危険と敵をくぐり抜けるのに値する見返りとはなんでしょうか?
そうです!プリンセスです!
主人公は終わるとすぐに帰るタイプで、こんな言葉を残していきました…
REVNRTUREのゲーム内から引用主人公は目を覚ますと、プリンセスと出会った場所に服を忘れてきたことに気づきました。
見ている人の感情を傷つけないように、彼は何かで体を隠さなくてはなりません…
REVNRTUREのゲーム内から引用
レベンチャー(REVENTURE)のプレイ感想・レビュー
昔ながらのアクションゲームがユニークな発想を入れると、こんだけ変わる。
オススメ度
2Dのドット絵横スクロールアクションゲームに100のエンディングが用意されただけで素晴らしいゲームになる様を実感しました。
まさにアクションゲームと謎解きゲームがうまく融合したゲームです。
アクション要素としては難易度は簡単ですが、謎解き要素の難易度はかなり高めで終盤エンディングが見つかりませんでした。
あーでもない…こうでもない…とかなりの時間ウロウロと試してみましたが、結局は攻略情報を見て最後のエンディングを迎えました。
攻略情報を見た時は、そんなエンディングある?と脱帽しましたが、人によってはたどり着くのだろうなー、試してみてエンディングがあったときは気持ちいいだろうなとこのゲームの中毒性を感じました。

シナリオ面の感想
魔王にお姫様が攫われた!。王の命令のもと主人公の冒険が始まるというシナリオは一般的では足りないほど一般的です。
しかし、これにエンディングを100個用意するとかなり特殊になってきます。
序盤はバッドエンディングとわかっていてバッドエンディングを見るのですが、これはこれでシナリオとして面白い。
さらに終盤になってくるとこの手順で行けばグッドエンディングなんじゃないかなと思いを馳せながらプレイしていると、実際はその斜め上を行くエンディングが用意されていることも多くこれはこれで面白い。
深読みかもしれませんが、どれだけバッドエンディングを迎えても姫を救うという主人公の意思は素晴らしいものです。
操作性の感想
アクションゲームですが、難しいアクション要素はありません。昔ながらの2D横スクロールアクションをプレイしていた方なら、むしろ簡単なくらいのアクションです。少しネタバレになりますが空中ジャンプを取得するのはアクションゲームが苦手な方なら難しいと感じると思います。

システム面の感想
システム面の感想はいっぱいあります。
- 100個のエンディングがある
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言うまでもなく100個のエンディングがあることです。その1つ1つのエンディングがユニークで面白く、次のエンディングが見たくなってきます。
そりゃ、そうなるわなというエンディングから、そんなエンディングになる⁈という斬新なものもあり、エンディングを見つける興奮が冷めませんでした。
- 持ち物を持ちすぎるとジャンプ力が落ちる
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アイテムは持っていて損はないというアクションゲームの常識を崩しました。
どこに行こうか決めてから、何を持っていこうかを決める、このシステムは収集癖のある私には苦労しました。
- エンディングを迎えても、続きからプレイできる
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エンディングを迎えたなら、再プレイするときはそのちょっと前のプレイから始まります。
ですが、このゲームでは迎えた続きからプレイすることが出来ます。続きをプレイするためにエンディングを迎えた後どうなったのかを教えてくれるシステムはとてもユーモアがあって好きでした。
ビジュアル面の感想
かなり粗いドット絵です。ですがこのドット絵が想像力を掻き立てるいい味になっています。
ドット絵が嫌いな方でもシステム面に納得してもらってプレイしてみると、意外にもドット絵もいいものだなーとなれる可能性があるゲームです。

音楽面の感想
意外にもマップ上のBGMは聞いていてプレイ心が弾んできます。とくにファミコン世代の方ならそう感じると思います。
なんというか冒険ゲームにふさわしい王道のBGMがこのゲームにはあります。(漁師の湖に流れるBGMが好きです)
あとこれも王道のエフェクト(ジャンプ音・敵を斬る音が心地いい)が聞こえます。このエフェクトがあるから、このビジュアルでも面白いゲームだと感じるのでしょう。
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