【THE LAST CAMPFIRE】救えない者もいる。彼らにとっての希望とは何か?プレイ感想・レビュー

エンディングまで、約6時間。神秘的な雰囲気の中、程よい難易度のパズルアドベンチャー

インディーゲーム”THE LAST CAMPFIRE”のプレイ感想ページです。始まりから終わりまで、終始美しく神秘的な雰囲気の中、このゲームはプレイできます。主人公エンバーは心が強い生き物?。些細な心の描写をナレーション付きで解説してくれるので、いつの間にか、エンバーの魅力に取りつかれていました。自分の決めた道を進む。例え、どんな困難がその先にあったとしても、心の軸が指し示す方向に。可愛らしいビジュアルの反面、内面的な力強さを感じるゲームです。

内容

【ラストキャンプファイヤ】のあらゆる面の感想。

まずは、THE LAST CAMPFIREがどういうゲームなのか紹介しております。

【ラストキャンプファイヤ】シナリオ面の感想 ※ネタバレありです。

希望をテーマにしたゲーム。主人公のエンバー族たちの希望とは一体何だったのか?エンバー族の一員である放浪者の希望とは、希望を持たぬこと。放浪者である彼は、故郷に戻るため多くの世界を旅してきました。そして彼が出した結論とは…

”この世界に自分たちの故郷がないのではないか⁈”

同じような世界を旅するうえで、彼はこのような結論に至ってしまった。その結論の末、彼は自分たちの故郷をここに作ろうと考えるようになったように感じます。森の王を創造し、この世界は安全だと同じ旅人を説得し、架空の故郷を作り出すため動いていました。彼の意思・行動は、希望さえ持たなければ、失敗することも苦しむこともない。それを表現するため、同じ種族のエンバーを騙してまで、故郷を作ることを決めました。主人公のエンバーは、同じ種族の心を失った(フォーローン)エンバーの心の中に入り、パズル形式で、その心に希望を灯していきます。しかし、このゲームの素晴らしいところは、心の中に入ることが出来ないエンバーが居るということ。すべてのエンバーを救うことが出来ないということです。心を閉ざしたエンバーたち。彼らの希望とは、まさに希望を持たぬこと。理解するのには難しく、それと共になんだか切ない気持ちになります。主人公のエンバーが、最後まで希望を捨てず、自分で決めた道を、時にはくじけそうになりながら進んでいく様は、じんわりと感情が滲みでてきます。個人的には目が見つからない建築士のロボットがとてもかわいかったです。

THE LAST CAMPFIREの建築士の画像
出会ったときは目がない。愛に溢れた感が伝わってくるキャラ

操作性の感想

基本的に操作性は難しくなく快適です。ただ、一部でバグがありますので注意が必要です。一部のマップでは、滑らかなパズルのおかげで、主人公エンバーが動けない現象になることがありました。

参考までにバグの動画…
バグ動画です。これ以外にもバグはあるようなので、お気を付けくだされ。

システム面の感想

間間のロード時間は短く、ストレスなくプレイできました。パズル要素も、適度な難易度で詰まることなく進めるとこは良いところです。適度な難易度とは、少し頭を使う程度で、仮にもし解けなかったとしても、適当に動かしていれば解ける可能性がある。そんな適度な難易度です。(パズル要素なしの探索モードというのもある)コレクト要素もあるのですが、最後まで、コレクト要素の手紙の内容については理解できませんでした。

ビジュアル面の感想

とにかく魅惑的なビジュアルで描かれています。主人公エンバーのとにかく愛くるしさは、見ているだけでほっこりしてきました。滑り台のようなとこから滑ってきて、最後は体全体を泥んこにする様、コレクト要素がある石の箱を開ける時に、その箱に顔を突っ込んで取る様。ビジュアル面は癒しの世界で描かれています。

音楽面の感想

どことなく、暗い雰囲気のBGMで、神秘的な要素もあり、このゲームの世界観をより一層引き立ててくれます。気づけばエンディングまで駆け抜けてしまいそうなビジュアルとBGMです。好きなBGMは登場キャラクターの心の中にある希望の炎を取ったときのBGM。

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