世界に望む理想の世界とは⁈　ヘッドライナー：ノヴィニュース　プレイ感想

あなたは新聞社の編集長となって、ノヴィスタン国民の世論を作り上げていくゲーム。

デスクに日々送られてくる様々なニュース記事をチェックするのが仕事。

健康保険の国営化を支持するか、

飲料会社が作った中毒性が危惧される合成アルコール飲料を糾弾するか、

どんな記事にしろ、それはプレイヤーの周囲にいる人々や世界に素早く影響する。

選び取った記事がどう世間に影響を与えるのか、どうなっていくのかはプレイヤー次第！

マルチエンディングを採用していて、周回プレイしても楽しめる作品。

自分が下した決断が世間にどう影響を与えるのかがリアルに体験出来て、そこは面白い部分。

ただ内容が難しいので、理解するまでには時間がかかります。

少なくとも1週目でのプレイで理解出来て進めれる人は相当な読解力があるでしょう。

やはりこういうゲームでは1週目の素直な自分の気持ち・考えが非常に表れて面白いと思うので

1週目で理解しづらい部分は少しマイナスです。

2週目以降はこういう選択肢をすれば、世間はどうなるのか?という楽しみ方があるのでそこは良いなと思います。

基本的には〇ボタン・✖ボタンで採用・却下する記事を選択する。

難しい操作は一切ない。

一度採用・却下してしまった記事を取り消すことは出来ない。（システム面の感想でも少し述べる）

特に2つの記事が並んだときは、選択ミスをするといったことが起きやすかった。

またノルマが設けられた時は、順番に記事を見ていると最後の記事は強制的に採用・却下になるということが発生する。

マルチエンディングを採用していて、周回プレイが楽しめるゲーム。

2週目以降の特典として登場人物が増えたり、セリフが変わったりとプレイヤーを飽きさせない工夫がある。

ロード時間中でもプレイヤーを飽きさせないためか、個性的な文面が画面に現れる。

操作性でも少し書いたが、一度選んだ記事を取り消すことが出来ない点は非常に残念。

特に初見プレイだと、この決定的ミスがあるとその後のやる気が一気になくなる。

”このゲームを人に勧めてプレイしてもらっているときなど…”

頭を使うゲームなので、やっていると段々眠くなってくる時がある。

セーブポイントが一日の終了後にしかできないという点も少しだけ残念かも…

主人公は男性・女性・無性の3種類からカスタマイズすることが出来ます。

また、病人や警察のドローン、デモ隊なども登場し、

映像にリアルさを演出してくれます。

基本的には同じ風景を行ったり来たりしますが、プレイヤーの選択次第で街並みが変わるところも魅力の1つです。

プレイヤーの選択次第でカオスな世界になり、その映像には衝撃を受けました。

プレイごとに街並みや人に何かの影響があり、それを映像として伝えてくれるのは楽しめた1つの要因です。

プレイヤーのカスタマイズが出来ますが、それほど凝ったカスタマイズが出来ないので必要なのかと疑問に感じます。

このゲームのパッケージ版には、特典として全35曲のサウンドトラックを

スマートフォン、タブレット及びPCにダウンロードして聴けるSONOCAカードが付属されています。

情勢不安定な国のBGMとしてはぴったりなBGMを流してくれ、さらにこのゲームの世界観に引き込んでくれます。

イベントが起こるたびにかわるBGMに、このゲームのサウンドとしてのこだわりを感じます。