【LoR】チャンピオン”へカリム”って使いづらくないか⁈さらに使っていて楽しいのか⁈

チャンピオン”へカリム”を実際に使ってみて感じたのだが、へカリムってすごく使いづらくないか⁈彼がどうして使いづらいのか、その要因と、へカリムが何とかして輝けるデッキはないものかと考えてみる記事です。

【LoR】を知らない人にとっては、理解不能な記事です。またこの記事は、【LoR】を初期リリースからプレイして、このゲームを愛している筆者が独断で書いた記事ですのであしからず。※2020年12月1日現在

内容

まずはへカリムの基本性能をおさらい

まずはおさらいとして、へカリムの基本性能を確認する。

コスト6であり、アタック時には、亡霊の騎兵(攻撃2・体力2)を2体召喚する。この亡霊の騎兵は、エフェメラル持ちなので、当然攻撃が終えると消滅する。またへカリムがレベルアップすると、エフェメラルを持つユニットの攻撃力を+3する。

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アタック時に、へカリムの能力を最大に生かしてくるチャンピオン。
レベルアップ条件は、エフェメラルで計7体攻撃しないといけない。

ここまでで踏まえておきたいのが、へカリムを使う場合は、へカリムの能力を最大限生かすよう、エフェメラルデッキを作らねばならないということ。

へカリムが有能な点

有能な点:瞬間火力・全体強化

へカリムが有能なのは、一気に大逆転できる力を持っているということ。レベルアップしたへカリムがアタックを仕掛けると、亡霊の騎兵(攻撃5・体力2)を2体も召喚するので、一気に逆転できる可能性がある。ほかにも、へカリム自体が、オーバーパワー持ちなので、多少の相手ネクサスを削ることが可能。

つまり、仮に後攻の場合、ラウンド6でレベルアップしたへカリムを召喚し、アタックすれば決着をつけれる可能性は大いに秘めている。瞬間火力は飛びぬけて高い。

しかし、実際に使われないのは、どうしてなのか。デメリットの部分がもちろんあるので考えてみる。

へカリムが無能な点

無能な点:防御面・デッキ構成の幅

へカリムのデメリットと言えば、たくさんある。まずは、コスト6という部分。コスト6と言えば、対戦で言うとちょうど中盤戦辺りになる。早いデッキ相手だと、もう決着をつけているデッキもある。つまり、へカリム自体は、速攻向きのチャンピオンとは言えない。仮に速攻デッキでへカリムを採用するなら、それは最後のトドメと言った使い方で、へカリムが主役のデッキとはならないだろう。

追記:公式でもヘカリムの使い方は、フィニッシャー(最後のトドメ)と言われています。なので、ヘカリムが無能な点とはならないかもしれません。

次にアタック時の能力について、アタック時に亡霊の騎兵を2体召喚しアタックに参加させるが、これは、自フィールドのユニット枠が2つ以上空いていないと成り立たない。つまり、最高でもへカリムをアタックに参加させると、4体しかアタックには参加させることが出来ない。しかも、アタックに参加するのは攻撃力2のユニットが2体。とても中盤戦で活躍できるパラメータではないように感じる。さらにはアタック終了時に彼ら亡霊の騎兵は消滅する。つまり、もしとどめをさせなかった場合、追加で2体ユニットを補充しないと、次の相手ターンでは、ボコボコにやられてしまう可能性がある。

追記:公式では、この部分は強化した部分です。それによりさらに瞬間火力が増しました。しかし、その点通常時の能力が落ちたので、使いづらくなったのかも。公式側では意図して限定的な使い方をヘカリムには与えたようです。

最後に、へカリムのレベルアップ条件について。レベルアップするにはエフェメラルを持つユニットで合計7体アタックしなければならない。これが序盤戦でかなりのアドバンテージを生んでしまう。序盤戦でエフェメラル持ちのユニットがアタックをすると、大概は、そのまま素通りにして、こちらのユニットだけが消えてしまう。この結果、かなりのアドバンデージを序盤では背負うことになるのだ。エフェメラルの攻撃力や数で相手のネクサスを比較的に削ることは出来るが、その代償はすさまじく大きいものである。

結果、へカリムは使いやすいのか、それとも使いづらいのか⁈

へカリムが総評して使いづらいと言われる点

以上のことから、へカリムにはとびぬけた瞬間火力は備わっているものの、その火力を最大限発揮するには、いかに序盤のアドバンテージを凌げるかにかかってくるということになる。しかし、実践では、この序盤のアドバンテージを凌げることもなく、使いづらい印象になってしまったと考える。。

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例えば、エフェメラル持ちのユニットがチャレンジャー持ちとかなら、あまりアドバンテージを取られずに済むので、へカリムも輝けるだろうに…

またへカリムをもっと別の戦略で使ってみようと考えてみるのだが、へカリムの能力自体が、エフェメラルの強化なので、使い方がかなり限定される。

そんなヘカリムでも、なんとか組み合わせ次第で、輝ける場所がないか考えてみる。

へカリムと相性が良い地域を探してみる

へカリムの能力を生かしながら、多少なりとも戦える地域の組み合わせはないものか。1つ1つの地域のカードの組み合わせを考えていく。

まずは、デマーシア。ここのカードにまずエフェメラル持ちのカードはない。考えられる組み合わせとして、チャレンジャーを組み合わせて、序盤のアドバンテージを消すことだが、チャレンジャーを付与するのもコストがかかる。つまり、序盤からチャレンジャーを付与した戦い方はまずできないということだ。では長期戦に持っていけば何とかなるだろう。考えられるのは、序盤は、チャレンジャー持ち(フリートフェザーの追跡者やヴァロール)で有利トレードを取っていき、終盤にヘカリム大暴走を仕掛けるといった戦略だ。だが、これはこれで、終盤になると、肝心のヘカリムの火力が弱い。。正直レベルアップして、攻撃力2のユニットを2体召喚したところで、たいした火力にはならないような気がする。残る可能性は、毎ターン攻撃チャンスを得ることだ。つまり、スライドやルシアン、ガレンの能力で攻撃回数を増やして、へカリムのアタックチャンスを増やすということ。この場合、へカリムの体力を守るために、バリアを張っておくなどの対策は必要になるだろう。どの戦略にしてもいまいちパッとしない戦略ではある。

次にフレヨルド。フレヨルドにももちろんエフェメラル持ちのユニットはいない。さらにはうまいことヘカリムと組み合わさるカードすら思い浮かばない。ここの地域の組み合わせはないかもしれない。

次にターゴン。ここにもエフェメラル持ちのユニットはいない。あとは回復や体力強化が強い印象の地域であるが、どちらにしても1回攻撃で死んじゃうエフェメラルにとっては最悪の組み合わせである。これといった良い組み合わせが思いつかない地域である。

次にノクサス。この地域にもエフェメラル持ちのユニットはいないのだが、可能性はある地域ではある。それはチャンピオン”カタリナ”だ。カタリナの毎回奮起を利用すれば、へカリムのアタック回数を増やしてくれるので、可能性はある。その可能性については、コメントでユージンさんから頂きました。蝕む闇と組み合わせれば可能性はあります。

次にピルトーヴァー&ゾウン。この地域には使えるかどうかわからないながらも、エフェメラル持ちのユニットが存在する。それはコースティックタンクとそれを召喚する中古ケミタンク商人だ。しかしこのユニットは攻撃力0なので、攻撃することは出来ない。なので、へカリムのレベルアップ条件には貢献してくれないのだ。しかし、ノクサスの時と同様、蝕む闇を使えば、わずかながら可能性を秘めているということになるのでしょうか。

次にビルジウォーター。この地域にもエフェメラル持ちのユニットは、少なからず存在する。それは、”モンキービジネス”と”猿の偶像”から召喚されてくるパウダーモンキーだ。このユニットなら、へカリムのレベルアップ条件には貢献してくれるだろう。しかし、それもここまでいった印象か。ほかに良い組み合わせ、戦術が思い浮かばない。仮に猿の偶像を使ったからと言って何になるのだろうか。とても良い戦術には到底思えない。

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一番の有力候補はアイオニアか…

相性が良いのはやはり、アイオニアなのか。

アイオニアが相性が良いのは、ユニットにエフェメラルがいることと、エフェメラル関係のスペルがあることである。数を見ればそれほど多くないが、ほかの地域と比べれば、比較的相性が良いのはわかる。エフェメラル持ちのユニットで言えば、”影の悪鬼”と”静かなる影読み”くらいだろう。この2体は、元々エフェメラル持ちのユニットなので、へカリムのレベルアップ条件に貢献してくれる。

しかし、どちらも守りというのは手薄にならざる得ないユニットだ。例えば”影の悪鬼”はコスト1のエフェメラル持ち。仮にターン1で召喚し、アタックしたとしても、相手は守ることをまずしないだろう。ネクサス4を削られる選択を、多くのプレイヤーが取る。そうすれば、ネクサス4は削れるが、序盤から手札アドを強いられる。次に”静かなる影読み”だが、こちらも”影の悪鬼”と同様で攻撃には特化しているが、防御の面では全く使えない。要するに、エフェメラル持ちのユニットは、防御面では全く使えないのだ。(相手は攻撃を見送りさえすれば、勝手に消滅してくれるため。)

つまり、へカリムが出せる最短6ターンの間で、攻撃できる回数は通常3回。この3回でエフェメラル持ちのユニットで合計7回攻撃することは、どうしてもアドバンテージを生む原因となってしまう。

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↑↑全体的なヘカリムの総評となってしまっています。

戦略としては、序盤で多少の相手ネクサスを削っておき、最後のトドメでヘカリムを使うというのが、やはり上策と言えるだろう。まさに1点集中といった戦略となるのがヘカリムの戦い方になるだろう。

アイオニアのエフェメラル関係の最高のスペル

アイオニアには、上記のエフェメラル持ちのユニット以外にも間接的にエフェメラルと関係があるユニットが他にもいる。そしてそれはスペルにもある。

”死の刻印”というスペル。このスペルはエフェメラルの機能を失うものの、相手のユニットを破壊できる可能性があるスペル。つまり、エフェメラル関係で防御面の強化につながるスペルなのだ。

コストは3かかり、おそらくスピード面は遅くなってしまうが、臨機応変に対応できるスペルなので、エフェメラルデッキでは、非常に重宝するスペルであると思う。

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さぁ、ヘカリム主軸のエフェメラルデッキが、いかにデッキの戦術を少なくしているか、わかってもらえたところで、実際にデッキを作ってみたので、見てほしい。

へカリムを使ったデッキを考える。

色々と考えた結果、ヘカリムを使う場合、やはりアイオニアとなってしまうので、今回はアイオニアと組み合わせたデッキを紹介します。※雑魚プレイヤーが考えたデッキです。温かい目で見ていただけたら幸いです。

ヘカリムを使ったデッキ紹介
  • うかつな釣師×2(シャドウアイル)
  • 影の悪鬼×2(アイオニア)
  • 苗木投げ×2(シャドウアイル)
  • シャークチャリオット×3(シャドウアイル)
  • スペクターズ・オンスロート×3(シャドウアイル)
  • 垣間見えた彼岸×2(シャドウアイル)
  • 響掌×3(アイオニア)
  • 呪われた遺物×3(シャドウアイル)
  • 呪われた牢番×2(シャドウアイル)
  • 亡霊の酒飲み×2(シャドウアイル)
  • 影移し×3(アイオニア)
  • 枯れ地の世話人×2(シャドウアイル)
  • 死の刻印×3(アイオニア)
  • シェン×3(アイオニア)
  • ヘカリム×2(シャドウアイル)

アイオニア:14枚 シャドウアイル:26枚

  • マナ1;6枚
  • マナ2:18枚
  • マナ3:11枚
  • マナ4:3枚(シェン)
  • マナ6:2枚(ヘカリム)

全体的に、マナ低めのデッキ構成。ほぼすべてのユニットがエフェメラル持ちのデッキ構成で出来ています。シェンが入っているのは、エフェメラルデッキとしては特殊ですが、防御面を強化したかったからですが、よくよく考えると防御面の強化にはつながらないんだな。。シェンの代わりにゼドの方が良さそう。

へカリムデッキの基本戦術

序盤からフルアクセルでアタックしていきます。特にマナ2のカードが多く入っているので、ラウンド2では、ほぼ間違いなくカードを使うことが出来るでしょう。先行のラウンド2なら、守りの呪われた牢番や亡霊の酒飲み、後攻のラウンド2なら、シャークチャリオットやスペクターズ・オンスロートで積極的に攻撃を仕掛けても良いでしょう。ラウンド3ではその逆です。後攻のラウンド3なら、事前に苗木投げで苗木を埋めておいても良いかもしれません。ラウンド4以降はカード2枚を使うくらいの勢いで攻めまくり、ヘカリムのレベルアップ条件を稼ぎます。このデッキのフィニッシュは、ヘカリムです。まさにヘカリムを使うデッキの王道という構成でしょう。

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公式でも、ヘカリムはフィニッシャーと書かれていますが、今回のデッキも、まさにヘカリムはフィニッシャーです。

へカリムデッキの長所

ヘカリムと言えば瞬間火力。その瞬間火力を最大限発揮できるよう、レベルアップ条件をクリアしやすくラウンド6では、レベルアップしたヘカリムが場に出せる状態にまで持っていけるデッキです。自分のネクサスは気にせず、ガンガン攻め続けるこのデッキは速攻デッキと言えるでしょう。

へカリムデッキの短所

やはりヘカリムを使うと防御面がかなり弱くなります。このデッキでは、最大限に攻撃をあげるほうに特化しているので、防御面はかなり弱いです。特に相手攻撃ラウンドだと、防御面で使えるユニットが少なく、ボコボコにやられる可能性もあります。相手攻撃ラウンドでも、無駄死にの可能性もありますが、出し惜しみせず、スペクターズ・オンスロートやエフェメラル持ちのユニットで防御していくほうが良いかもしれません。

ヘカリムを使ってみた感想

ヘカリムの瞬間火力は使ってみて、確かにバカ高いところは感じました。ただどうしても、エフェメラル持ちのユニットで構成されていますので、勝負の機会を見誤ってしまうと、逆に一気に大逆転されてしまうことも多々ありました。

それだけ、ヘカリムを使う場合は、どのタイミングで一気に攻め切るかという判断が必要になってきます。(相手ネクサスが1でも残れば、大逆転される。)

さらに、ヘカリムの瞬間火力で勝負が決まったときの気持ちよさは確かに感じます。ですが、それだけなのです。ヘカリムを使うとどうしてもデッキ構成が限定的になってしまうので、戦略というのがすぐにばれてしまいます。うまいプレイヤーだと、ヘカリムを見ただけで、すぐに対策をされてしまうので、ヘカリムが勝てるデッキかというと、そうではないような気がします。

あと、やはりヘカリムを使う場合、デッキの幅が限定的になるというのは、プレイヤーとしても、早く手に入れたいチャンピオンにはなりません。高いシャードや課金を使って、ヘカリムのチャンピオンを手に入れたとしても、デッキの幅が限定的なので、戦い方がワンパターンになりがちで、楽しむという観点ではお勧めできないチャンピオンです。使い方も初心者には難しいと思うので、ある程度、チャンピオンを手に入れたプレイヤーが使っていった方が面白いと思いますので、まずはほかのチャンピオンを使ってからの方が良いでしょう。

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